CFDは「Contract for Difference」の略で、日本語では差金決済取引と呼ばれます。名前は難しそうですが、仕組みの核心は一つだけ。「買った値段と売った値段の差額だけをやり取りする」ということです。
現物を持たずに値動きだけを取引する
たとえば株式の現物取引では、株を買うとその会社の株主になり、売るまで株を保有します。CFDでは株そのものは受け取らず、「この価格で買った」という契約を結び、決済時の価格との差額だけを受け渡します。差額がプラスなら利益、マイナスなら損失です。
この仕組みのおかげで、株価指数・商品(金や原油)・為替・海外の個別株など、通常なら別々の口座や大きな資金が必要な対象を、一つの口座から少ない証拠金で取引できます。
株式・先物・FXとの違い
| 現物株式 | 先物 | FX | CFD | |
|---|---|---|---|---|
| 現物の保有 | あり | なし | なし | なし |
| 期限(限月) | なし | あり | なし | 原則なし(一部あり) |
| レバレッジ | なし(信用取引で約3倍) | あり | あり(国内最大25倍) | あり(銘柄種別で異なる) |
| 取扱対象 | 株式 | 指数・商品等 | 通貨ペア | 指数・商品・為替・株式など幅広い |
| 売りから入る | 不可(信用取引で可) | 可 | 可 | 可 |
CFDならではの特徴
1. 売りから入れる
下落局面でも「売り」ポジションで利益を狙えます。ただし、上昇した場合は損失になります。
2. ほぼ24時間取引できる銘柄が多い
海外の株価指数や商品は、日本の夜間や早朝も動いています。仕事の後に取引できる反面、寝ている間に相場が急変するリスクも抱えます。
3. 保有コスト(金利・調整額)がかかる
ポジションを翌日に持ち越すと、金利相当のコストや配当・価格調整額が発生します。長期保有には向かない設計であることを理解しておきましょう。
レバレッジは利益も損失も同じ倍率で拡大します。CFDを検討する場合は、失っても生活に影響のない資金の範囲で、まずは最小ロットから仕組みに慣れることをおすすめします。
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